セイノーホールディングスについてのお知らせ
燃料サーチャージについて
2021年末までは1リットルあたりの軽油価格は、概ね130円台以下で推移しておりましたが、昨今の国内の経済状況の悪化、国外の政治情勢の悪化など諸所の影響を受けて価格が大きく高騰し、2022年以降145~160円という状況が常態化しております。
上記のような状況に加え、国土交通省も「標準的な運賃」の解釈通達である「一般貨物自動車運送事業に係る標準的な運賃について(2020年4月24日付け国自貨第14号)」において定められていた燃料サーチャージの算出方法等を、新たに告示として定め、燃料サーチャージの設定・収受が「標準的な運賃」制度の一部であることを明示するなど、運送業界が従来と変わらぬサービスをご提供させていただくうえで燃料サーチャージ収受の重要性は以前にも増して高いものとなっております。
弊社といたしましては、エコドライブ(経済走行)の励行や諸経費の削減など様々な自助努力を行って参りましたが、依然として歯止めのかからない燃料高騰は、もはや企業努力の限界を超え、弊社を含む輸送事業者の事業運営の根幹を揺るがす、非常に厳しい状況に至っておりますので、2008年9月1日より導入しております燃料サーチャージに関しまして、何卒ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
※【燃料サーチャージとは】
燃料サーチャージとは、燃料価格上昇によるコストの増加分を別建て料金として設定する制度であり、基準燃料価格より現状の燃料価格が一定額を超えて上昇した場合に、上昇の幅に応じて燃料サーチャージを設定または増額改定して適用する仕組みとなっております。
軽油価格の高騰に対処するため、トラック運送業に対する緊急措置として2008年3月14日付で国土交通省が『トラック運送業における燃料サーチャージ 緊急ガイドライン(行政通達)』を発表し、行政主導による燃料サーチャージ制の導入が決定されました。